ドゥブロヴニクを訪れる観光客なら誰しもがドゥブロヴニクの城壁を眺めることでしょう。これはヨー ロッパでもっとも保存状態のよい要塞です。全長1940メートルの壁には5ヶ所の要塞と16の塔や警固 所があります。城壁は1年中訪れることができます。入口は3ヶ所で、東側は聖ロカ教会(ドミニカ会教 会の向い)の隣にひとつ、オノフリオ大噴水の向いの聖サヴィウール教会の隣にもうひとつ、そして聖 ヨハネ要塞の海事博物館の隣にもあります。 城壁に沿って歩くと城壁の建築構造が分かり、とても興味深く思われることでしょう。要塞は5ヶ所あ り、ミンチェッタ、ボカール、聖ヨハネの3ヶ所は城壁の一部になっています。他の2ヶ所、西側のセン ト・ローレンス、そして東側のレヴェリンは城壁の外側に造られた防衛のための要塞です。ミンチェッ タ要塞は街で一番高いところにあり、北側からの攻撃からドゥブロヴニクを守っていました。要塞はド ゥブロヴニクの防衛のシンボルであり、そこにはクロアチアの国旗がいつも掲げられています。夏にな ると、そこにはドゥブロヴニク・サマー・フェスティバルのリベルタスの旗も合わせて掲げられます。南 西方向にはボカール要塞、またの名をズヴィエズダンが、湾を挟んでセント・ローレンス要塞と向かい 合って城壁の角を守っています。この要塞は小さな湾や城壁の周りの壕、ピレ橋を守るために16世紀 に造られました。現在、要塞はドゥブロヴニク地域の岩石破片の保存の場所とされています。聖ヨハネ 要塞は1346年に、中庭を囲む形の要塞として初めて建築され、湾の南東方面を防衛しました。湾の入 り口へと鎖が張られ、敵の侵入を防ぎました。要塞基地の1階には水族館があり、2階と3階は海事博 物館となっています。聖ヨセフ要塞のふもとには灯台のある埠頭があり、そこはポルポレーラと呼ばれ る恋人たちのデートの場です。散歩道があり、夏には旧市街の人々が水泳を楽しむ場所でもあります。 ポルポレーラからは城壁の外、東の入り口にそびえ立つレヴェリン要塞が眺めることができます。石と 木でできた跳ね橋が壮大な要塞基地と陸地とを繋いでいます。またもう1ヶ所では石の橋が要塞基地 と街を繋いでいます。要塞基地は3方を壕で守られ、残る1方は海に面しており、難攻不落の街の1部分 を占めています。初期のころに建造されたレヴェリン要塞が現在の姿になったのは16世紀のことです。 ドゥブロヴニク・サマー・フェスティバルでは、砦の中やテラスでドゥブロヴニク・シンフォニー・オーケ ストラが演奏会を催します。ザ・カルチャー・クラブ・レベリンはお洒落なクラブ・ミュージックが聴け る場として世界的に知られています。
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