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アドリア海沿岸の地方の結婚式
沿岸部ドゥブロヴニクの後背地の村々では、結婚の儀式は、日曜日に行われる結婚式の前の木曜日に始まり、新婦が新居に移り住む月曜日に終わりました。
アドリア海沿岸の地方の結婚式
結婚の準備のまず最初に、村人たちは、夕方黄昏時に古いピストルのような銃を撃ち、新郎の家に国旗を立てました。男性達が毎日このように銃を撃つ五日間、ピェヴァリッツァと呼ばれる女性の歌い手達が、これからなされるいろいろなことを歌いあげます。例えば、結婚の贈り物や、オリーブの小枝とカラフルなリボンで飾られた結婚式用のパンを焼くこと、これから数日にわたるお祝いの食べ物の準備などについてです。結婚式当日は、象徴的な物やしきたりがたくさん登場します。まず、新婦が頭に載せる花やリボンや羽で作られた飾りです。羽は、新婦が新郎の招待客に紹介される乾杯の音頭のなかでまとめられます。新郎の招待客達も、羽飾りのついた帽子をかぶります。その後、新婦がみんなの幸福を祈り、教会の前でお菓子を投げます。また武器は、男性招待客の衣装には欠かせないものです(近くの後背地からの敵の危険に常にさらされていたことの名残です)。ベルトやスカーフの色、人生の教えになるような乾杯の言葉、新生活へ繰り出す新郎新婦に対する幸福の祈りや忠告などみんな伝統にしたがった決まった形がとられるのです。
「アドリア海沿岸地方の結婚式」の元の形とは違ったしきたりをもつ地域の伝統を尊重し、それらを六つ紹介します:
1.招待客達は男女別々にやって来て、教会の前で出会います。
2.新郎の家族が、特別な「交渉」によって新婦をその家族からもらう儀式を行います。またそこには、偽物の新婦が二人登場しますが、本物がくるくると回り、健康であることを示し、結婚の準備ができた者、つまり本物の新婦であることを証明するという芝居が行われます。
3.招待客達が教会から出ると、贈り物が持って来られ、新婦の嫁入り道具の箱の買い取りで値切る芝居をし、その箱をワインで祝福し、乾杯が行われ、新婦がお菓子を投げます。
4.招待客の席に向かって、幸せを祈り乾杯します。 
5. 結婚式の大リンジョの待つ教会に戻り,年配の招待客と新婦がコロを踊ります。そこに、ほかの招待客が加わり、最後には、出席者や観客全員が加わって踊ります。
6.招待客達の帰路、近所の家々が彼らを招き、ワインで乾杯します。招待客は象徴的なりんごと、健康、幸福の歌でお返しをします。

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Knez1